力を抜いたら音域が広がった1

2015年11月22日 音を楽しむ より

「力を抜いたら音域が広がった!」
『高い声が出したいと頑張っていた。
頑張るのをやめて力を抜いたら、高い声が出たよ』

office ヒロセ代表の広瀬まりです。
私の声は、とってもパワフル!
歌い始めた当初から「声を聞くと元気になる」「力をもらえる」と言われることが多かったので、パワーのある自分の声が大好きです。

意識してパワフルな声を出しているわけではなく、子供の頃から、よく通る声だったので、ごく自然に歌うと、力強い、パワーのある歌声になっていました。
以前、あるイベントで伴奏をしてくださったピアノの先生が「声が、体にもよく響いていますね。」と言ってくださったので、そのままの歌い方で良いと思っていました。

大きくて通る声なので「マイクなんか必要ないですよね」言われることも多く、100人ほど入るお部屋で、マイクなしで歌ったこともありました。
そんなことを続けているうちに、「声は、身体中の力で、頑張って出すもの」という感覚になっていったのです。

そんな時、琴と尺八の伴奏で歌うコンサートがあり、「荒城の月」を歌うことになりました。
朗々と歌い上げる「荒城の月」は、大好きな曲の一つで、四番まである歌詞の意味を味わいながら歌うことができることを本当に嬉しく思っていました。

が、伴奏の方から、「変化をつけるために、オクターブ上でも歌ってみたらどうか」との提案があり、そうすることになりました。
使う音は、下のレから上のファまで、つまり、2オクターブと2音。
下の音は問題ありませんが、私が、綺麗に出せる上の音は、上のミまでで、ファの音を綺麗に出すのは、厳しかったのです。

それでも、パワフルな音に拘っていた私は、頑張って頑張って、ファの音を出すように頑張りました。
でも、本番前の最終練習の日になっても、思うようにファの音は出ません、

焦りはあるし、情けないし、伴奏の方が何も言わない分プレッシャーを感じるし…
泣きそうな気分で、逃げ出したくなりました。

そんな気持ちの中で、ふと、「大きな声を出すのをやめたらどうだろう」と思ったのです。
マイクを使わないコンサートでしたので、後ろの方まで声を届けなくてはいけないと、大きな声を出すことばかり考えていたことに気づいたのです。

早速、力を抜いて、細くても良いから綺麗なファの音を出そうと挑戦してみると…
出るのです!!!小さいけれど思い通りのファの音が!!!
その感覚で、声を出しながら、お腹に力を入れると力強い高音が出るようになったのです。
コンサートでも上手く歌うことができ、改めて、何歳になっても悩んで探求することの大切さを痛感しました。

その時から、5年ほど経ちますが、今では、出せる音域が広がり、3オクターブくらいの声が楽に出せるようになりました。

一つのことを長く続けていると「この方法が良い」と思うことがたくさん積み上がっていきます。
でも、それだけに拘らず、探求する気持ちを失わなければ、さらに、ステップアップできると確信しました。


広瀬まりの成分の一つは「探求する気持ち」
そんな成分で、広瀬まりはできています。
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