私が、しっかりと声を出して欲しいと思う理由 3

今こそ元気を歌う広瀬まり

「私が、しっかり声を出して欲しいと思う理由 3」
『受け取った想いを形にしていく。
形にして伝え、繋げて生きたい。』

こんにちは。office ヒロセ代表の広瀬まりです。
私は、しっかり声を出せる人が増えると良いと思っています。

水害で、孤立した人たちが、歌を歌って過ごしたというニュースを見て、歌の力の凄さを痛感するのと同時に、誰がどんな風に歌い出したのだろう思い、日頃からしっかり声を出せるようにすると良いと考えるようになりました。

そう考えるようになってから開講した講座の生徒さんが、声を出すことで、行動が劇的に変わった様子を目の当たりにして、何か一つの自信を持つことが、次の一歩を踏み出す自信に繋がると感じました。

市が主催していた、その講座は、提出書類に「講座終了後の活動展開」という項目があり、しっかり声を出し、自信を持って動いて欲しいとの思いから、「ご自分たちの居住地域で、歌うことの楽しさを伝え、活動できるようにしたい」と記入しました。

「大好きな歌を、聞いていただいたり、一緒に歌ったりすることが楽しい」と感じて歌ったり、コーラスの指導をしていた私ですが、この頃から、「声を出すことは、心と体を整えていくこと」と考えるようになりました。

そのためには、私自身がしっかり声を出せるように、体のことをよく知らなければいけないと思い、パーソナルトレーナーをつけたのもこの頃です。

パーソナルトレーナーに体のメンテナンスをしてもらいながら、リラックスの大切さや腹式呼吸意味などを教えてもらい、声を出すことは体を整えることに繋がっているとの思いを強くしました。

そんな時、父が、病いを得て動くことがままならなくなり、寝たきりの生活になりました。

初めのうちは、出せていた声もだんだん出せなくなり、言葉でのコミュニケーションが難しくなっていきました。
聞き取りにくい声の補助として、空中に文字を書いたり、大きく腕が動かせなくなると手のひらにカタカナを書いて話していました。
それは、お互いの言いたいことがなかなか伝わらない、ジレンマとの戦いでもありました。

そうこうしている時、医師からは「できるだけ、声を出す練習をしましょう」と言われたのです。
歌が好きな父でしたから、母も私も枕元でよく歌っていましたが、医師の言葉を聞いてからは、できるだけ一緒に歌うようにしました。

歌うと言っても、もう、声が出せるわけではなく、唇が微かに動いて「一緒に歌っているね」と母と確認するような状態でした。

厳格だった父がだんだん弱っていく姿を見るのは、辛いものがありましたが、それよりも、人生の終末の迎えかたの一つを見せてくれているのだから、しっかり向き合おうと思っていました。

この経験から「人生が終わるその時まで、しっかり声を出せるようにしたい」と思うようになりました。

せっかく、父が身をもって伝えてくれたことですから、声を出す、歌うことを仕事としている私が、しっかり声を出すメソッドを作り、伝えていかなければいけないと思ったのです。

声を出すことは、難しいことではない分、無理をしたり、サボったりしてしまい、出しにくくなってしまうことも多いのです。
正しい声の出し方を知ることで、何かがあったときに助けを呼ぶことができ、自信があることの一つ目になり、最期まで言葉でのコミュニケーションが取れる人が増えて欲しいと思っています。

これが、私が、しっかり声を出して欲しいと思う理由です。

これからも、自分の思いや経験を糧に、正しい声の出し方を知ってもらい、しっかり声を出す方法を伝えて生きます。
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